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ジバンシィ(Givenchy)の象徴的な「4G」ロゴ(4つのGからなる同社のロゴ)の保護における重要な勝利
商標・意匠部門

ジバンシィ(Givenchy)の象徴的な「4G」ロゴ の保護における重要な勝利

2025年12月12日、香水および化粧品分野におけるジバンシィ(Givenchy) の商標権を所有するLVMH FRAGRANCE BRANDSは、その有名な「4G」ロゴ(4つのGからなる同社のロゴ)の保護に関して、EUIPO(欧州連合知的財産庁)の第二審判部において重要な決定を勝ち取った(EUIPO、第二審判部、2025年12月12日、 R 1568/2024-2)。

争点となった登録出願は、特に指定役務として「投資家に高級資産の分割所有を提供するための、ブランドとの提携による金融・投資サービス」をカバーしていた。

 

この決定は、以下の点で特に興味深いものである。

EUIPO は、少なくとも香水に関して、ジバンシィの「4G」ロゴがフランスで高い知名度を有することを初めて明確に認めた。
この知名度は、販売数量、市場での大きな存在感、多額の広告投資、独立した情報源による認知度、ジバンシィ製品が受賞した賞などの証拠に基づいて立証されている。

また、審判部は、「GIVENCHY」という文字商標の知名度は、EUIPOの過去の複数の決定においてすでに認められていたことを強調している。ところで、「4G」のロゴは、香水および化粧品分野において、常にこの文字商標と組み合わせて使用されていることから、一般消費者は両方の標章を同程度に認識しており、ジバンシィ(GIVENCHY)という名称に関連する評判やイメージは、その象徴的なロゴにも及んでいる。

審判部は、このジバンシィの先行商標は「単なる香水用のロゴ」ではなく、まさに「有名な高級ブランドを象徴するシンボル」であるとまで判断した。

こうした状況において、問題の標章間の顕著な類似性と、先行商標の高い知名度を考慮して、審判部は、公衆が、係争中の出願が指定する「投資家に高級資産の分割所有を提供するための、ブランドとの提携による金融・投資サービス」との間に関連性を認識するおそれがあるとの見解を示した。これらのサービスに関心を持つ公衆は、金融上のリスクを取る前に必ず当該分野についての情報を収集することから、高級品市場、ひいてはジバンシィ社のロゴについて知識を持つことになると考えられる。したがって、ジバンシィ社のロゴに関連する投資やポジティブなイメージが不当に流用されるリスクがある。

担当の当所の弁理士Marie Faesselが、この重要な決定の獲得に当たってLVMH FRAGRANCE BRANDSを支援できたことはとても光栄なことであり、この決定によって、高級ブランドの保護が、その本来の分野を超えてさらに強化されることとなった。

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